しまだ和明活動日誌         

 
     
     
     
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13 2022年8月31日  

8月末より分会訪問に同行し、それぞれの学校現場のお話を伺っています。麻生区のある小学校では、特別教室にエアコンが設置されておらず、夏場の図工室等は使えないというお話を聞きました。また、体育館や校舎の雨漏りも深刻です。対応の遅れが教育活動に影響を与えています。また、PCを使っての複雑な報告作業や朝勤務時間前の校庭のライン引き、子どもが下校した後の消毒作業など、勤務時間外の在校等時間が多く休憩が得られない実態があります。その上、どの学校も欠員が生じています。市の責任として放置したままで良いのかと疑問に感じます。つゆき明美議員の政策を受け継ぎ、市議会へ現状を訴えていく必要を日々感じています。

12 2022年8月4日  

映画「ゆめパのじかん」を見ました。通称”ゆめパ”の「川崎市子ども夢パーク」は、南武線津田山駅の広大な敷地にある、こどもの遊び場であり不登校のこどもの居場所でもあります。この映画は、コロナ禍でもこどもを受け入れ続けた”ゆめパ”を、3年にわたり取材したドキュメンタリーです。この映画を通して私は「教育」という言葉を何と狭い考え方をしていたのかと反省しました。学校だけでなく子どもたちは様々なことから何かを教わって学び、自分なりの成長をしていきます。そして悩みながら懸命に生きていこうとします。私たち教職員は、毎日繰り返される忙しさの中でいつの間にか固定観念に縛られていってしまうように思います。よく「教育」「こども」「市民」とは何を指すのか曖昧な認識で言葉を使ってしまいます。実は教職員は、教育者であると共に「市民」であり学び続ける「こども」でもあります。そして、こどもと同じように悩み遊び成長していきます。そんな事を考えさせて頂いた「ゆめパ」に感謝です。ぜひ教職員が語り合える機会ができればと思います。あらためて、ゆとりを持ってこどもたちに寄り添い学び続けることができるよう、教育環境の充実を求めていきます。

11 2022年8月4日  

参議院選挙が終わりました。予想通りの厳しい選挙でしたが「古賀ちかげ」さんが念願の当選を果たしました。川崎市の投票率は55.58%でした。演説では多くの候補者や政党が物価対策や教育について熱心に語っていました。ただ、教員の賃金や勤務条件の改善が、長きにわたって「聖職」と「給特法」のしばりによって、国政から遠ざけられていたことにふれている候補者はいなかったように思います。私たちも労働者として生活の改善を求めることは正しいはずです。もともと憲法で保障されているはずの労働者の権利が教職員は制限されています。ぜひ、野党として公務員制度改革をすすめ、公務員の労働基本権を回復させるべきと思いました。「古賀ちかげ」さんに大いに期待です。

10 2022年7月7日

生田駅近くの五反田川で、今年も恒例の七夕祭りが始まりました。神社の竹藪から切り出し、川沿いに設置しました。中々の重労働です。近隣の保育園や小学校の子どもたちの願いがこもった短冊が飾られました。暑さが続きますが、風に揺れる笹の音が聞こえ、爽やかな気持ちになります。今年は、やはり平和の願いが多いようです。恒久平和を願う気持ちが世界に届いてほしいと思います。開催は7月7日までです。

 
9 2022年6月28日  

川崎市は、21年度の市内の児童虐待相談・通告件数を5月末に発表しました。5832件で過去最多となりました。16年度と比較すると5年で2倍以上に増加しています。種類別では、心理的虐待が約半数の3011件、次いでネグレクトが1719件、身体的虐待が1066件、性的虐待は36件でした。市担当者は「21年度は直接的な取り組みはなかったが、関係機関や地域の見守り体制が浸透している中で、全体として通告が増えているのでは」と話しています。市民や学校等からの連絡のほか、最多の4分の1を占めるのが警察からの通告です。21年度は市全体で1428件に上りました。警察は「児童相談所と密に連携している。虐待が疑われるケースがあれば、遠慮なく警察に通報してほしい」と協力を呼びかけています。子ども本人からの通告も増加傾向がみられ、21年度は118件(47件増)でした。市は20年7月よりLINE相談を開始しており、市担当者は「子どもの相談が増えた要因の一つ」と分析しています。市は今年度、児童虐待の予防事業を強化していくとしています。「子どもの権利条例」施行から21年目を迎えますが、条例ができた経過や理念を再度確認し、教育や福祉など広く連携していく必要があります。

8  2022年6月18日  川教組第85回定期大会(6月11日Web開催)をもって執行委員長を退任いたしました。18年度より4年間執行委員長を務めてきました。政令市移管に伴う組織改編や台風水害被災、コロナ禍等に見舞われた中での川教組運動でした。組合員の皆様のご理解とご協力に感謝いたします。今後は、23年4月実施予定の川崎市議会選挙において「つゆき明美」議員の後継者として多摩区より立候補する予定です。今定期大会においても代議員の皆様に推薦決定をして頂きました。川教組でのとりくみを市議会議員として具現化していきたいと思います。すでに多摩区で活動を始めております。どうぞご支援の輪を広げてもらえたらと思います。宜しくお願いします
7  2022年6月9日  17日に古賀ちかげさんが川教組を訪問し、執行部学習会で挨拶を頂きました。激励を込めて執行委員より分会からの寄せ書きを手渡しました。古賀さんは、参議院選挙に向けての決意を語って頂きました。学校現場の課題を知る古賀さんを国政に送ることはとても大切なことです。その後、フットサル大会にも参加し支援のお願いや写真撮影をしました。参議院選挙まで残り2か月をきっています。厳しい選挙戦の中で組合員として支援の輪を広げるとりくみが大切です。
 6 2022年5月12日  

多摩教文研として、地域の活動に積極的に参加しています。連休の4月29日より5月6日まで、小田急線生田駅前の五反田川に「こいのぼり」が飾られました。自治会の皆さんとともに設置のお手伝いをしました。このとりくみは、地元の子どもたちに思い出を残そうと、14年前から続いているそうです。今年は「こいのぼり」15本が新調され、約120本が並べられました。爽やかな風に舞う「こいのぼり」を見て子どもたちの喜ぶ姿や、家族で写真を撮る姿が見られました。地域の活動にあらためて学ぶものがあります。

5 2022年4月18日  

地域活動として「多摩区みんなの公園体操」に参加しました。毎週1回公園などに集まり、みんなで円陣を作って体操をします。動作を案内するラジカセのアナウンスに合わせ、全身の屈伸などの体操を約30分かけて行います。この日の参加者は20人程でした。早朝の気持ちの良い空気を吸いながらゆっくり体操をしました。一年間を通して季節の移り変わりを感じることができるそうです。「多摩区みんなの公園体操」と名付けられたこの体操は、20065月に地元のボランティアと保健福祉センターが協力しつくり上げ、現在多摩区内33の公園などで実施されているとのことです。生涯を通じて世代にあわせて体操やスポーツに親しむことは、とても良いことであると感じました。

4 2022年4月15日

ウクライナ難民支援の募金活動

多摩教文研では、教育に関わる情報や課題を集め「多摩教文研が考える未来像」として提言を発信していく活動をしています。今回は、国際協力の教育支援の観点から「ウクライナ難民支援の募金活動」を始めました。今後、生田駅前を中心に多摩区へ広げていきたいと考えています。報道にあるようにロシアのウクライナ侵攻によって多くの市民や子どもたちが多大な被害を受けています。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、4月11日までにウクライナから避難した人の数が450万人を超えたと明らかにしました。一刻も早い停戦を望みますが、今後長期にわたって難民の生活支援や教育支援が想定されます。そのため、難民支援のための募金活動が必要です。多摩教文研の初回の募金活動においても、大人から幼いお子さんまで募金をしてくれる姿があり、あらためて必要性を強く感じました。

 
 3 2022年4月12日  

4月2日に川退教の方のご案内で生田緑地の里山を散策しました。ホタルの里入口から戸隠不動跡、自然探勝路、野鳥の森コースを歩きました。これまで何気なく歩き気がつきませんでしたが、道端や斜面に様々な種類の「すみれ」が咲いています。説明によると、すみれは、木々の芽吹きに先駆け花を咲かせます。早春の陽光を一杯に浴びて、木々が活動を始める前に一生の設計を完了しようとする下草の知恵です。その意味で、すみれは住む場所によって姿かたちを変え花の開く時期も微妙にずらしているそうです。一方現在、生田緑地は、新しい公園像が模索されていたり、「ナラ枯れ」現象の広がりなどの課題にも直面しています。子どもたちの自然観察の場にもなっており、保存や環境整備を皆で考えていく必要があります。

2 2022年4月9日  

4月より、多摩教育文化研究所の活動を始めています。多摩には、生田緑地や里山など豊かな自然が数多くあります。また、生田根岸古墳群や枡形城、登戸研究所、学童疎開記念碑など貴重な歴史的遺跡もあります。自然と文化の融合の可能性があり、社会教育としての魅力が秘められています。当研究所では、そんな教育文化に関わる情報を集め市に対して提言をまとめ、発信していきたいと考えています。現在、駅頭等に立って情報を集めており、通りすがりの人々が関心をもって声をかけてくれています。引き続き、地域が笑顔になり豊かな教育環境の充実が必要です。これはSDGsの理念に通じるものでもあり、全市へ発信していきたいと思います。

 1 2022年4月7日  

皆さん、こんにちは。21年度までの4年間、執行委員長を務めさせていただきました。政令市移管、台風による教職員会館の浸水、コロナ禍など、過去に経験したことのない様々な出来事がありましたが、皆さんのご理解とご支援で乗り越えることができました。あらためて心から感謝申し上げます。この4月からは、多摩教育文化研究所を生田に設立し、川教組で学んだ経験をもとにより豊かな教育環境を求めて地域活動にとりくむ所存です。「しまだ和明活動日誌」として活動をご紹介したいと思います。ご一読いただけると幸いです。第1回目は、この4月から実施される「かわさき教育プラン第3期実施計画」を紹介します。これは、第2次川崎市教育振興基本計画の残り4年間の計画です。基本理念は「夢や希望を抱いて生きがいのある人生を送るための礎を築く」です。川教組は、とくに「学校の教育力を強化する」についてワークライフバランスに基づく教職員の働き方改革の推進に向けて意見反映してきました。市教委のホームページなどで、ご覧ください。